ぶしゅかんへの想い

 四万十市の魅力は、196キロの延長を有した日本最後の清流四万十川を代表する山川海です。風光明媚な自然は何万年もの歳月により出来ています。
 四万十川は暴れ川とも呼ばれ、洪水により氾濫をくり返してきました。この結果、四万十川水系では肥沃な土地がおおくあります、まさに「四万十川からの自然の恵み」に人が生かされて来たと考えています。その自然の中でぶしゅかんを育てることは大変有意義なことと思っています

ぶしゅかんへの期待

 日本の人口は大幅に減少しています。同様に四万十市も減少し、少子高齢化が進んでいます。
 農地が多く荒れ果て、農地が持っていた治水能力が失われています。
 地球温暖化の異常気象で多くの地域が洪水に見舞われ、財産や命が失われています。
 現在の日本は、福祉にお金が優先する時代にあり、ダムのような治水事業(公共土木事業)にお金が多く投資しなくなっています、今後も同じような時代がしばらく続くでしょう。
 何とか荒れた農地を蘇らせ、治水能力の向上を図り、安全な地域構築の一助になれたらとの思いです。そのためには、あまり人手・手間がかからず、投資が少ない、管理が簡単な農業が、この解決策と考えます。まさにそれが、ぶしゅかんの栽培と思っています。

 四万十川沿にある佐田地区のぶしゅかん園も、2018年まで荒れていました。それが今は蘇っています。荒れた土地が、日本に多くあります。その地方地方の特産品で地域を復興させ、活性化させた、そういう思いの方がきっといると思います。ぜひ「地域の原動力」として一緒に頑張って行きましょう。
 どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。